長崎・五島列島 小値賀(おぢか)島


午後9時,人の行き来もまばらになったベサイドプレイス・・と思ったら

いるわ,いるわ・・人だらけ。しかもみんな若者でロッドケースらしきを

もっている。え〜こいつらみんな釣りかよ〜!こないぎょうさん釣りに行ったら

魚さん絶滅してしまうがな〜あかんで〜もう!(って関西弁ふうに書いてみました

が,関西の方あってますでしょうか?)

自分のこと棚に上げて,ブツブツ言ってましたら,みなさんスキーに行かれる

見たいでした。ロッドケースと間違えまして,おはずかしいです。はい。

まぎらわしいかっこすんじゃないよ!・・とあちらさんも思われたでしょう。きっと。


今回のメンバーは全部で3名。最初は6名だったんですが,インフルエンザやらにやられまして,

ぶっ倒れてしまいました。

しかし,その内の1人・・誰とは言いませんが,船酔い恐れて仮病を使った人がいるんですね。

誰とは言いませんが。誰とは,ね!Machoo さん!

あっ,心配しないでいいですよ,名前はふせときますから・・え?もう言ってる?

乗船券を手にし,釣り道具と車を預けに行く。フェリー太古は,車預かってくれるんです。

1泊1500円で。ベイサイドプレイスの駐車場に置くと1時間300円ですからみなさん,

行かれるときは気を付けてくださいね。

太古丸に乗込み,フィッシャーマンズルームに陣取る。

まだ出港まで3時間あるので,乗船客はまばらだ。

船内のテレビで「リング」を見ていると,石鯛釣りグループの方々十数名がこられた。

全員フィッシャーマンズルームに入りきれないので,2班に分かれて酒盛りを開始された。

とても気さくな人たちで,若松島へ石鯛とアラを狙いに行くと言われておりました。

釣り談議の酒盛りからだんだんとドンチャン騒ぎへと変貌して行った。

寝ようとする僕らに「すみませんね〜,うるさくして。一緒にやりませんか?」

とお声をかけていただいた。僕らは小値賀島でおりることを告げ,朝が早いのでと丁重にお断りした。

「気にせずどんどんやってください」と僕ら・・・午前2時過ぎまで,酒盛りは続くのであった。


午前5時少し前,予定通り小値賀港入港。

港におりたち唖然。むっちゃくちゃすごい風・・おまけに霙まじりの雨。

ガ〜ンと戦意喪失。しかし,ここで釣りをやめれば,帰りの船の時間(13時40分)

まで,なが〜い時間を待合室ですごさねばならない。

釣りを強行するなら,早く出発しないと時間がない。当然やります,

ここまできたんだから!・・ということで,頼んでおいたエサを探しに行く。

エサは軽トラに積まれターミナルの駐車場にあった。

福崎モータース(小値賀島)さんにエサを頼めば,軽トラを貸して頂けるのです。

興味のある方はメール下さい。ご紹介いたします。

さっそく,本命ポイントの斑(まだら)島・ポットホールへと向かう。

しかし,そこは島の北西側に位置する。今日は北西の風・・・もろ。

15分ほどで到着。あたりはまだ真っ暗。と・・車のヘッドライトに映しだされる

白い波しぶき・・まさか,こんなとこまで波が。とても近寄れない。

車を降りてびっくり!立っているのも困難なほどの強風。竿を振るどころじゃ

ありません。あわてて退散。


次に向かったのは,同じく斑島の斑大橋下の波止。海は斑島と小値賀島に挟まれて

いるため,いくぶん穏やかなのだが,風はあいかわらず吹きつける。

とにかく,波止の先端まで行って見る。イカを釣ったのであろうスミの跡があちこち

にある。よさそうな感じの海だが・・・先端に立つと何かにつかまってないと風にお

され,海へ転落しそうな感じ。・・・・・・断念。

残るA級ポイントの五両ダキ,長崎鼻なども全て島の北側に位置するため,

竿出しは不可能であろう。

予備のポイント,島の南側に位置する黒島へ向かう。

なんとか,風裏になっているようだ。しかし,波止の方は遮るものが何もないので

弱まっているとは言え強風がもろにあたる。

波止より回り込んで地磯で竿を出す。

マキエを撒くと無数のエサ取りたちが騒ぎだした。波止が近いため潮が動かない。

誰かが言っていた「名礁も,潮が行かなきゃただの岩」という川柳を思い出した。

足元で食ってくるのは,ベラにキタマクラ。クロの姿は皆無。

ならばと,超遠投深場攻め。これが功を奏したのか,Shimoyanにあたり。

30Cm弱のクロ。型はいまいちながらもクロの姿を見ることが出来た。

この後,手の平級のクロが2尾。こちらはリリースした。

残り時間もあと1時間となったところで,意を決して波止に移動。

相変わらずの強風。しかし幸いなことにフォローの風だ。

足元にマキエを内,幾分はずして仕掛けを投入。Tommy にあたり。30Cmくらいのクロ。

間をおかず,同型がもう1尾。

よし,これから・・という時にタイムアップの納竿のお時間。

後ろ髪を引かれる思いで竿をたたみました。

天候に恵まれれば,きっと威力を見せてくれる小値賀島なのです。


帰りの太古丸は超〜揺れました。でかいフェリーが木の葉のように・・上へ下へ右へ左へ。

船に弱い Shimyan こらえ切れずダウン!18時55分到着予定が約1時間ほど遅れて博多港に入港しました。

僕はと言うと,家に帰りまして,フロに入っていると・・・天井がゆれる・・

地面がゆれる〜・・・ここはどこ?・・僕はだれ・・気持ち悪り〜・・ウェッ




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